THORENS TD-124 Mark ⅡとSME 3010R とのシステムのご紹介です。
代表的な組み合わせとなりますので、今更何も言うことはありませんが、サウンド的にはクラシックよりもジャズ、ソウル、ラテン系等の方が相性はマッチしていると思われます。
もちろん、クラシックも楽しめるのですが、TD 124 Mark Ⅰの方がクラシックの表現には合っているような気がします。
ターンテーブル自体が比磁性体ですから、カートリッジは影響を受けにくいかと思います。
この爽やかな軽快感のあるサウンドは、重厚さという言葉とは無縁であり、これが逆にトーレンスらしさの特徴を表しているのだろうと思います。
但し、元々が精密機器であるが故に、かなり追い込みが必要とされます。
SN 比を稼ぐためにモータートルクを最低限にし、インナーターンテーブルを軽くすることで特徴を打ち出していると思います。
それ故、ベルトアイドラーというより複雑な構造にこだわったのも理解できます。
そしてモーターの振動は、年数と共にラバーの硬化に伴い必要以上に大きくなっているようです。